重い木と軽い木は,何が違うのですか?
木材は,セルロース,ヘミセルロース,リグニンさらに樹脂分で構成される木材実質と空隙とで構成されています.従って,一般には重い木は,木材実質が多く,空隙が少なく,軽い木はその逆となります.
その事に加え,重い木には,樹脂分がいっぱい詰っており,色も濃いものが多いはずです(黒檀やチーク).それにひきかえ,キリやバルサには樹脂分が少なく白っぽい色をしています.
我々が日頃目にする木材の比重は,キリ0.29,スギ0.35,ナラ0.7,ケヤキも0.7位です.一般に広葉樹の比重が,針葉樹のそれよりも大きい為,広葉樹のことを堅木と呼ばれたりします.木の強さは,比重(重軽)と大略相関があります.(TT)