ヒノキに含まれている「ヒノキチオール」の効果について教えて下さい.
実はヒノキには「ヒノキチオール」がごくわずかしか含まれていません.ヒノキ自身のヒノキチオールの効果はあまり期待できないでしょう.
日本では,ヒノキチオールは昭和10年代に「台湾ヒノキ」の成分分析の過程で発見されたので,この名前が付けられたのだと思われます.学名は「ツヤプリシンthujaplicin」で,ネズコ,アスナロ,ヒバやベイスギに含まれており,特に青森ヒバには多く含まれていることで有名です.
ヒノキチオールは抗菌作用を持つことで有名になっており,青森ヒバから抽出分離した物が繊維類の抗菌剤として利用されているようです.(MM)