継ぎ手・仕口とはなんですか?
柱や梁,桁や土台など住宅の構造部材の接合部の総称です.部材の一部を独特の形状に削りだし,相互に組み合わせて結合します.
角材を長手方向に結合する場合を継ぎ手,直角または斜めに結合する場合を仕口といい,前者にはあり継ぎ,かま継ぎや段継ぎなどが,後者には下げかま,かたぎ大入れや種々のほぞ差しがあります.
ほぞとは部材の単部に設けた突起部をさし,これを相手側の材に設けたほぞ穴に差し込んで結合します(ちなみにほぞとは古語でへそのことです).
住宅部材の継ぎ手・仕口加工は,これまで大工さんが下小屋で手作業や電動工具を用いて行っていましたが,最近ではCADによって設計したデータを用いて,専用機械で自動的に加工するプレカット加工が主流になりつつあります.(YF)