世界の森林は本当に減少しているのですか?
先進国では増加傾向にあり,発展途上国では減少傾向にあります.
FAOの資料によると,1980年から1995年にかけて,先進国では森林面積が2.7%増加している一方で,発展途上国では9.1%減少しています.発展途上国にある森林の方が面積が多いので,世界全体で見ると森林は減っているということになります.またWWF(世界自然保護基金)は,世界の原生林はこの100年の間で約半分になってしまったと報告しています.
森林を減少させず,また貴重な自然を保護しつつ木材生産を行っていく「持続可能な森林経営」が今求められています.そのような経営であることを認証するシステムとして,森林認証制度への関心が高まって来ています.
(シンクタンク勤務・DM)