(社)日本木材加工技術協会第20回年次大会
特別講演会

講師 独立行政法人 文化財研究所
奈良文化財研究所
埋蔵文化財センター 研究室長
光谷拓実氏

日時 2002年10月4日(金) 15:15〜17:00
※特別講演会前の行事の進行状況により,開始時刻が若干変わることがあります
会場 インテックス大阪 国際会議ホール
交通案内はこちら
定員 300名 (満員の場合,入場をお断りすることがあります)
参加費
参加資格
一般公開の講演会です.入場無料,どなた様でもご参加いただけます
木材ファン,考古学ファン,歴史ファンなど,ご関心をお持ちの方の多数のご参加をお待ちしております
ご注意 本講演会は(社)日本木材加工技術協会第20回年次大会および第19回大阪木工機械展の関連行事として開催されます.ご入場に関して,大会参加者,協会関係者,機械展関係者を優先することがございますので,予めご了承ください.

講演要旨  県庁や役場などのロビーに衝立のように飾られている円盤の年輪には,該当位置にピンを刺したり矢印を付けたりして,歴史上,郷土史上の重要な出来事が書き添えてある場合が多い.年輪が一種の歴史年表とみなされているからである.
 今,この年輪を使った年代法,「年輪年代法」の登場によって,日本の歴史的新事実がつぎつぎに語られはじめた
 この方法によって法隆寺五重塔心柱の伐採年が594年と確定したことは,法隆寺の再建,非再建論争に新たな事実を投げかけることとなり,多くの歴史ファンに衝撃が走った.

講師略歴 昭和50年 4月 奈良国立文化財研究所入所
昭和55年 4月 年輪年代学の研究開始
昭和60年11月 年輪年代学の実用化に成功
昭和63年 3月 京都大学より年輪年代学の研究で学位授与,農学博士
平成 9年 4月 年輪年代学の研究で第31回吉川英治文化賞受賞

京都大学大学院人間環境学研究科客員教授
著書『日本の美術』第421号,年輪年代法と文化財,至文堂(2001年)

主催 (社)日本木材加工技術協会関西支部
共催 大阪木工機械協同組合
(社)大阪府木材連合会
後援 近畿中国森林管理局
協賛 日本木材学会
(社)日本木材保存協会
森林・木質資源利用先端技術推進協議会(APAST)

お問合せ (社)日本木材加工技術協会第20回年次大会特別講演係
担当・澤田 TEL 075-753-6244 FAX 075-753-6245
E-mail sawada@kais.kyoto-u.ac.jp
(京都大学大学院農学研究科森林科学専攻)