最新木質建材[二次加工品系] | |
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418 WPC複合床板 | |
wood-plastic composite flooring |
原料と製法 |
WPC製造方法の模式図 触媒加熱法は重合開始剤および熱源を用いる. 放射線照射法は放射線照射を行い重合させる. |
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種類 |
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規格 | JAS「フローリングの日本農林規格」 |
用途 |
WPC化により,木目の美しさ,特に,光沢や深み感が強調されています.しかも傷がつきにくく磨耗しにくい,汚れにくい,腐りにくい,硬い,割れや狂いも少ないといった特長をもっています. 用途としては,マツ類・ヒノキ等針葉樹を使用したフローリングでは,直線的な木目を生かし,廊下等を中心に長尺(3~4m)で使用されています.住宅の洋風化に伴い,広葉樹のWPC単板を合板に寄木調に貼り合せて用いる場合も増えています. 基本的には内装用床板として多く使用されているが,表面化粧単版の厚みを 1.0mm程度と厚くして耐磨耗性,耐傷性を高めたものが店舗などの土足用として使用されています. WPCフローリング,縁甲板(えんこういた)の使用例 WPCフローリング,洋間での使用例 WPCフローリング,店舗での使用例(土足用) WPCフローリング,土足用床の例 |
その他 |
WPC複合床板は,高付加価値製品としてさまざまな性能を持たせたものが製品化されています.たとえば床暖房機能と一体化した製品や,木材中の水酸基をアセチル基等の疎水性の置換基に置換させ耐水性能を持たせた製品,またMDF複合合板を基材に使用した床板も製品化されています. WPC床板(右)は素材(左)より表面が硬く傷がつきにくい. |