説明
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コンクリートの型枠として耐水性のある(JASタイプI)合板が使用されますが,型枠をばらした時にコンクリートからの離型性が悪く,
- 合板表面にコンクリートが付着している
- 合板表面が剥離する事がある
などの理由で,転用回数が限られています.
塗装コンクリート型枠用合板は,表面に強靭で平滑な樹脂塗膜を形成することにより,コンクリートからの離型性をよくし,型枠としての転用回数を 10回以上になるように設計されたものです.一般のコンパネよりも割高ですが,使用回数が増えてトータルコストは安くなります.
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一般的な製法
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合板の表面にナイフコーターで樹脂をすり込み凹部をなくします.さらにサンディング後,ロールコーターで樹脂を塗布して,より平滑に仕上げます.樹脂には純度の高いウレタン系樹脂を用います.
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規格
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- JAS「合板の日本農林規格」の中の「コンクリート型枠合板」
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特徴
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- 塗膜が強靭
- 離型性がよく転用回数が増える
- 耐化学薬品性に優れる
- 耐水性のある合板(JASタイプI)
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種類
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- 12mm×3'×6' (900×1800mm)
- 12mm×2'×6' (600×1800mm)
- 12mm×2'×8' (600×2400mm)
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