先日,我家の一部を改造しました.その時に近所の大工さんが,ここは下地にベニヤを貼ってとか,これは合板で作ってあるからとか言われていました.ベニヤと合板の違いを教えて下さい.また,コンパネって何ですか?
恐らくこの大工さんは,ベニヤも合板も同じ意味で使われていたのだと思います.数10年前には,無垢板に対し合板がベニヤとよく呼ばれていたことがありました.
正確にはベニヤとは,厚み0.6mm~3mmの単板のことです.原木からリンゴの皮を剥くようにとったのがロータリーベニヤ.スライスして採ったのがスライスベニヤです.
合板は,そのベニヤに接着剤を塗布し,繊維方向を交互に組み合わせて奇数枚積層接着して出来たものの事です.厚みは一般的に2.5mm~15mm,幅,長さは3尺×6尺,4尺×8尺であり,幅は長さの1/2が通常です.
コンパネとは,コンクリートパネルの略です.家の基礎を作る時などのコンクリートを固める時に使われます.合板のうち,サイズが12mm(厚さ:t)×900mm(幅:W)×1800mm(長さ:L)で耐水性のあるものを特にこう呼んでいます.
いずれにしても,この合板の出現により建築材料が大きく進歩したことは確かです.(TT)