木材の含水率について教えてください.
水は木材の一部です.
水をどの程度含んでいるか,絶えず注意を払わなければなりません.そこで,以下のように含水率を定義し,その値に応じて木材を呼び分けます.
含水率(%)=(水の重さ/細胞壁の重さ)×100
- 生材:伐採後,乾燥していない状態の木材.
- 気乾材:生材を大気中に放置すると,次第に水分を失って乾燥し,やがて一定の含水率になります.その段階の木材を気乾材といいます.気乾材の含水率は樹種によらずほぼ一定ですが,地域によって異なり,また季節によって変動します.値は11~17%で,平均15%です.
- 全乾材:換気のよい乾燥器の中で温度100~105℃で乾燥し,一定の重さを示すようになったときの材です.もちろん含水率は0%です.(TK)