2×4工法と木質パネル工法の違いは何ですか?
2×4(ツーバイフォー)工法は枠組工法とも言い,2インチ×4インチ(実際は3.8cm×8.9cm)の軸材を芯々45cm間隔に配置し合板やパーティクルボードなどの面材を釘打ちして張り,この壁面で上下方向の荷重や,地震・台風によるせん断力(ひし形に変形させようとする力)に抵抗させる住宅建設工法である.一方,木質パネル工法は木質プレハブ工法とも言われ壁組や床組などの構造耐力要素(パネル)を予め工場で生産し,施工現場で組立てる工法である.工場でパネルを作る際,枠組(や桟木)と面材(合板など)を釘打ちではなく接着するところに特徴がある.断熱材もこの際入れてパネル化する.パネル化すると施工現場での作業が少なくなる.最近では,2×4工法においても,工場で枠組と面材を予め釘打ちしてパネル化しておき,施工現場での省力化が図られている場合が多い.
(MM)