木目が室内にあると落ち着きますが,部屋が暗くなる心配がありますが木目をインテリアにいかすポイントは何でしょう.
重役室のように,重厚なイメージを出したい場合には,明度があまり高くない木材を用いてもいいのですが,一般的には,明るい木材を使うことをお奨めします.
明度の高い木材とは,淡色の材です.やや黄味あるいはほんのり赤みを帯びる程度の材が多いでしょう.スプルース,モミ,エゾマツ,トドマツ,ヒノキ,シナノキ,シオジ,タモ,キリ(市販のものは漂白してある場合が多い)などいろいろとあります.塗装をしてある場合も艶消しの明るい目のものを選ぶとよいでしょう.
木材が部屋に沢山あればある程良いといったものではなく,その部屋をどのような雰囲気にしたいかで木材の使い方,最適な木材率が異なります.より自然な雰囲気にしたい場合は木材率を上げるといいのですが,閉塞感がでないように注意が必要です.また,単調にならないように何らかの形でアクセントをつけるとよいでしょう.
ワイルドな雰囲気や木の生命感を感じたい場合には,節のある材とか,木目の複雑な材を使うことが考えられます.
意外に少ない割合でも,木製の家具など,木材が視野にあるとなごむものです.(MM)