実用技術のケース・スタディーを中心とした

第7回「国産中小径材の利用技術」研究会

平成13年1月24日(水)13:30〜17:00

終了


 わが国の造林面積は1000万ha以上に及ぶものの,30〜40年生の若齢林が30%を占め,そのほとんどはスギの造林です.国産中小径材の利用問題は,早くから取り上げられていますが,未だ十分な解決を見ていません.むしろ,近年の建築構法の変化に伴い,主伐材さえも需要が停滞して国産材自給率は20%まで低下しているのが現状です.森林が,大気の浄化,国土の保全など環境維持に貢献しながら,同時に木材を活かしていることは他の資源に見られない特長です.この営みを持続的に行うには,林木の育成にはじまり,素材の生産,加工,利用,廃棄(再利用),そして林地における再生までの循環系の確立が重要です.国産材でこれを実現するには,素材の安定的な生産と供給,ならびに採算の適う加工技術が求められます.
 (社)日本木材加工技術協会関西支部では,一昨年より,わが国の地域林業の供給体制に適合した加工と利用技術を探り,川上(林業)と川下(建材等)を繋ぎ,経済性に見合う加工技術の開発に向けて「国産中小径材の利用技術」研究会を発足させました.  第7回研究会では,木材への薬剤注入および木材乾燥に関する新しい技術について,そして,いわゆる産直住宅について話題提供していただきます.さらにパネル討論会を通して十分に論議したく思います.万障お繰り合わせのうえ,ご参加賜りますようご案内申し上げます.
会場は京都大学木質科学研究所木質ホールです.
Wood Hall 44KB
木質ホール全景(夜間)

内容 液中ローラプレスによる薬剤注入処理技術
京都大学木質科学研究所 井上雅文
パラフィン煮沸による木材の人工乾燥システム
三善工業(株) 井高 宏
産直住宅−その成功例と失敗例−(設計施工の現状と課題)
木構造住宅研究所 三澤文子
懇親会研究会終了後,木質ホール3F会議室にて行います
日時平成13年1月24日(水)
研究会 13:30〜17:00 (13:00より受付)
懇親会 17:30〜19:00
会場京都大学木質科学研究所木質ホール3F
〒611-0011 京都府宇治市五ヶ庄 京都大学宇治キャンパス内
Tel:0774-38-3677
京阪電車宇治線黄檗駅下車徒歩約10分
JR奈良線黄檗駅下車徒歩約5分
略地図
会費5,000円 (非会員6,000円)
懇親会 3,000円
定員70名
申込期限終了
申込方法終了しました
主催 (社)日本木材加工技術協会関西支部

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