企業若手技術者発表大会(全国版)

2010年9月8日更新

企業若手技術者発表大会は,木材ビジネスの第一線で活躍する若手に,日頃の技術開発や営業活動の工夫などを魅力たっぷりにアピールしていただくとともに,お互いの交流を深めていただくことを目的に,関西支部の独自イベントとして始まりました.
過去13回の発表リストからおわかりになるように,この大会では研究・開発だけでなく営業術なども広く「技術」ととらえており,学会の学術研究発表とは一線を画するものとして例年盛り上がりを見せております.
 学識経験者の審査によって決定する最優秀賞,来場者の投票審査によって決定するベスト・プレゼンテーション賞など様々な表彰も設定されており,いわゆる学会発表とはひと味もふた味も違うと好評をいただいています.
本年は,従来の年次大会特別講演に代えて,全国版として開催いたします.
日時2010年10月7日(木)(年次大会初日)
14:20〜17:20(予定)
会場奈良女子大学 記念館(年次大会会場)
発表資格木材加工業に関連する企業に勤務する40歳以下(自称若手も可)の研究者・技術者・営業担当者など.

プログラム
14:20 開会挨拶
14:25 セッション1  座長:古田裕三(京都府立大学大学院生命環境科学研究科)
タイトル発表者
所属
1.都市建物を熱処理木材で被覆したときのヒートアイランド抑制効果−国産材の新たな用途開発に向けて− 小淵義照
(越井木材工業株式会社・大阪)
2.地域材を利用した木材製品開発 熊谷政英
(セイホク株式会社・宮城)
3.国産材針葉樹合板の表面処理による高機能化 徳満 知
(株式会社J-ケミカル・東京)
4.スギ・ヒノキ樹皮等を原料とした緑化資材の開発 森下照久
(みのる産業株式会社・岡山)
15:21 セッション2  座長:村田功二(京都大学大学院農学研究科)
5.林地残材の有効利用 竹田康浩
(大建工業株式会社・岡山)
6.徳島県産スギを使ったMDFの改良について 豊田大介
(エヌ・アンド・イー株式会社・徳島)
7.防炎性能を持ったMDFの開発 中新絵里
(ホクシン株式会社・大阪)
16:19 セッション3  座長:三木恒久(産業技術総合研究所)
8.木質系断熱材「サーモカールR」の開発 山内 剛
(株式会社ヤマウチ・岩手)
9.スギ小試験体の強度試験結果について 富沢 亮
(中国木材株式会社・広島)
10.北海道型木製ガードレール「Vista Guard」の活用に向けて 舘入博樹
(北海道産木材利用協同組合・北海道)
11.低分子フェノール樹脂処理木材(エコアコールウッド)の現況 横山 寛
(九州木材工業株式会社・福岡)
17:15 閉会挨拶(懇親会にて結果発表・講評)



過去の大会風景

2008年の表彰式
過去の発表リストはここをクリック
表彰学識経験者の採点によって決定する最優秀賞
聴衆の投票審査によって決定するベスト・プレゼンテーション賞 他
評価項目
■□■ 発表内容に関する項目 ■□■
□新規性:技術,販売,デザイン,業務面等での革新性・進歩性
□市場貢献度:発表の技術または情報が商品の売上向上に寄与したり,高い顧客満足度を与えると期待される,などの期待値
□環境調和性:環境調和に向けて期待される社会的貢献度
□社会教育性:アピール性.木質材料の理解,社会認識向上への貢献度
□チャレンジ性:失敗を恐れない新しい試み
■□■ プレゼンテーション(発表のしかた)に関する項目 ■□■
□分かりやすさ:話のスピード・声量,スライドの構成・文字サイズ・バランスなど
□説得力:論理構成,聴衆への配慮,講演態度など
□発表要旨 :要旨の出来具合,発表との連携性など
□チャレンジ性:努力のあと,がんばっている人など